マリー・ホール・エッツ作/まさき るりこ訳/福音館書店刊
近ごろ子どもが遊ばなくなりました。
遊べなくなったのです。独り遊びでも、仲間との遊びでも、
遊ぶときには言葉を自由に使って想像したり、
友だちと話し合ったり、やりあったりします。子どもの遊びは言葉の湧きでる泉、言葉の渦です。
遊ぶ力、遊べる力の秘密は言葉です。
遊べない子ども、遊ばない子どもは、聴いたり話したりの日常の言葉の生活が乏しく、
言葉の体験が貧しい子どもではないでしょうか。
子どもの時代に、子どもとしての生活を充実して日々体験していないと、
ほんとうの大人にはなれません。遊びが人間として子どもが育つ土台をつくるのです。
言葉を十分に使い、からだを思い切り動かして遊ばなければ、
生きる力が身につきませんし、想像力も社会性も養われません。